お前も茶漬けにしてやろうか!-茶柱の人生丸茶漬け-

自分の偏った趣味についての、その時思った感想置き場

9/13 Nintendo Direct 感想

9月13日(火)にNintendo Directが放送された。

相変わらず紹介されるソフトの本数が多すぎるわ、「見境ない」という言葉が口を突いて出るほどに新作・移植問わずメーカーの幅が広すぎるわ、嬉しい悲鳴が出るとはこのことである。

観終わったころには途中で観た内容を忘れるほどのボリュームなので、備忘録もかねて特に気になったタイトルを、発売日と合わせて記事としてまとめた。

 

 

・『TUNIC』

友人に以前紹介されて気になっていたタイトルがSwitchに来てしまった。

このゲームの興味深い点は、ゲーム内説明書が架空の文字で書かれており冒険を進めて解読する必要があるという点だ。何もわからないままに謎の島に放り出された主人公の狐と同じ気持ちを味わえるようでワクワクする。

説明書を解読すること自体を遊びとして取り入れている点にも惹かれる。UIそれ自体がゲームの世界観を表現していたり、ゲームの楽しみの一部で会ったりするゲームも好みなので。

 

 

・『オクトパストラベラーⅡ』

前作『オクトパストラベラー』は未プレイだが、トレーラーを見比べてるだけでも前作よりも画面が断然魅力的に思われた。

理由としてはまず、カメラが移動し斜めからの視点が入ることによりHD2Dで表現された魅力的な街並みがより立体感を持って映されていることが挙げられる。被写体の建造物も前作のグリッドに沿ったような配置と比べて、より生活感ある不規則な配置になり、大きな建物も多い。

 

記憶がないという過酷な状況に屈することなく人命救助を行う女傑。

キャラクターも頭身が上がり手足が長くなったことで、より細やかかつダイナミックに動いており、ドット絵の美しさを最大限に活かしている。

 

 

・『超探偵事件簿 レインコード』

2023年春発売。

小高和剛×高田雅史×小松崎類という、ダンガンロンパシリーズと同様の布陣の新作。

ここまで癖の強い3人が揃っていると正直ダンガンロンパにしか見えないのだが、クローズドサークルや学級裁判といった形式や「希望と絶望」をテーマにしたストーリーから脱却するだけでもかなり違うものになるのでは、とも思う。

複雑なトリックや飛び交う疑念など、ダンガンロンパ時代から小高和剛が者に構えつつもミステリへのこだわりは強いことは感じられたので、オカルト探偵ものというのも楽しみだ。

小松崎類の独特のデフォルメを忠実に再現した3Ⅾモデルはかなり見応えがあるが、画面の癖が強すぎて酔いそうになった。今思えば『絶対絶望少女』はスピンオフ作品なりの抑制が効いていたのかもしれない。

 

 

・『Sifu』

2022年11月9日(水)発売。

敗北するたびに老化する本格カンフーアクションゲームがSwitchに。

発売前から注目していたもののSwitchとラップトップしか持たない筆者は、いつかゲーミングPCかPS4買ってやるんだ…と思っていた。

また一つPS4買う理由が減ってしまった。

 

・『結合男子』

2023年発売。

乙女ゲームもBLも普段あまり触れないのだが、アイデアに惹かれた形になる。

(以下は個人の見解で、見苦しい表現もあるので白文字にして伏せておきます。性的な記述を不快に思われる方は飛ばしていただけると助かります。)

男性器のメタファーとして刀剣を擬人化した『刀剣乱舞』に対し、元素の結合を性交に見立てるのは秀逸なアイデアだ。

生物学的には不自然な形でしか結合することのできない人間の男性たちに対し、化学的な「結合」はより自然な交わり方として彼らの関係をより救いのあるものにしてくれるのではないか、という期待もある。(この点については、不自然さから生じる背徳感を打ち消してしまうとも考えられる。)

元素でイメージされるのは属性程度のものなので、良くも悪くも作家の創造性が強く出る。スマホゲームなどと違いイラストレーターが単独でデザインに統一感があるのはよい。

 

 

・『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』

2023年5月12日(金)発売。

言わずと知れた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編が、延期を経てついに発売日が発表された。

最初のPVでも空が強調されていたが、今回はさらに雲の中にダイブするリンクと飛行機のような謎のアイテムが映り、空を舞台にしたアクションがさらに充実するようだ。

wild(野性)に対するkingdom(王国)ということで、自然を強調した前作に対し、より遺跡などの建造物を舞台にしたギミック重視の、つまり従来の3Ⅾゼルダに回帰した作品になるのではないかと筆者は予想している。

 

・まとめ

ここに挙げたのは個人的にプレイしたいと思うタイトルを厳選したもので、これら以外でもFEシリーズ新作の『ファイアーエムブレム エンゲージ』やバイオハザードシリーズの移植など注目すべきものは多い。しかも既に発売している『スプラトゥーン3』のフェス情報や発売日の決まっている『ベヨネッタ3』の情報などは興味があっても省いているので、本当に情報が多い、多すぎる。2022年だけでも溢れるほど好きなゲームが出ることはわかっていたが、2023年もそれが続きそうで何よりだ。